2014年05月10日

CR2(Canon Raw v2)フォーマットへの対応

Canon製デジタル一眼レフ等のRaw画像フォーマットであるCR2形式に暫定対応しました。

EOS Kiss X5およびX50のCR2ファイルで動作確認しています。

現時点での問題点は以下の通りです。

1.IFD2の画像のカラーバランス
 CR2ファイルはセンサーからのRawデータ以外にもいくつかの画像データが格納されています。
 その中でIFD2にある16bit非圧縮データが、Digital Photo Professional(以下DPP)での、Raw現像が完了するまでのメイン画面の表示や、ツールパレット内の右下の画像およびヒストグラムで使われています。そのデータはRawデータではなく、カラーバランス等を処理した情報が格納されており、現時点で、これの再現性に問題があります。
 DPPを使うときに、Rawの読み込み開始時に表示される画像と、最終的に表示される画像の色合いに大きな差がある場合は、ヒストグラム等があてになりませんので(IFD2画像のヒストグラムなので)、注意が必要です。

2.処理速度
 圧縮・解凍処理などの処理速度が遅いです。Lossless Jpegデコード/エンコードエンジン含め、すべてオリジナルの実装なのでご勘弁を。徐々にチューニングしていきたいと思います。

3.処理対象領域
 DNGと比べて処理対象領域が狭くなっています。公称画像サイズと同じサイズなのですが、DNGはそのまわりの実質有効領域まで有効領域としての情報を持っているためです。残念ながらCR2のフォーマット内には実質有効領域の情報がないため、現時点では公称有効領域での処理となっております。

4.黒レベルの処理
 マスク領域から黒レベルを算定していますが、これについては計算方法の見直しの余地ありです。

RStacker 0.4.0 betaとして以下のページの下の方においております。
http://www.swetake.com/astro/RStacker/RStacker.html



posted by 開発者 at 19:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 機能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月29日

DNGfromRAF2RAF

 X-Trans CMOS配列ベースのRAFファイルの中身の構造を調べたついでに、DNGからRAFへ書き戻すコンバーターを作成しました。
 DNGはその仕様上、任意のカラーフィルター配列情報を保持できるため、X-Trans CMOSの特殊な6x6カラーフィルター配列もRAW情報をそのまま保持できるのですが、それを現像できる処理系がAdobe以外にあまりないのが現状です。dcrawもRAFでの現像は対応しているものの、X-Trans配列のDNGには今のところ対応していないようで、フリーで入手できる現像手段はすぐには見つからない状況です。
 そこで、
1.RAFからDNGに変換
2.DNGでダーク減算、フラット処理など処理を実施
3.RAFに書き戻し
 のようにすると、RAFを扱えるツール群で現像が可能になるのでは、という目論見です。
1はAdobe DNG Convertor (DNG Convertor Launcher )、2はRStackerで行ないますが、3に対応する部分が今回のDNGfromRAF2RAFです。

DNGfromRAF2RAF.png
使い方
1.加工後のDNGファイルと、DNG変換前のRAFファイルを事前に同じフォルダに置く
2.DNGファイルをDrag&DropしてRunボタンを押す。
3.同じフォルダに[DNGファイル名].rafファイルが生成されます

zip解凍後、
DNGfromRAF2RAF.exe
を実行してください

X-E2由来のファイルで確認しています。X-E1、X-Pro1やX-T1といった他の機種由来のRAFでうまく動くかはわかりません。
品質はα版レベルで無保証です。
以下の試作品置き場に置いております。
http://www.swetake.com/astro/RStacker/RStacker.html

posted by 開発者 at 11:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月01日

RStacker on Mono(Linux)

.NET Framework互換環境でありますMono上でRStackerが動作できる版の試作品をリリースしました。
動作確認環境は CentOS 5.10 + Mono 1.2.4 です。
#Monoのバージョンがかなり古いですが....
RStackerOnMono.png
一応動きました。文字が切れています...

A(1)さんにも試してもらいましたが、Debian7上でもうまく動作する模様です。(おそらくMono 2.10.x)
あと日本語ファイル名を通すには
libmono-i18n2.0-cil (Debian系)
mono-locale-extras (rpm系)
が必要になるかもしれません。

画面の描画関係やロケール関係など、まだ少しマイナーな問題がありそうです。

試作品として以下のページの下の方においております。
http://www.swetake.com/astro/RStacker/RStacker.html
にある
RStacker for Mono ver. 0.3.3.2 beta
です。
zipファイルを解凍してください。
説明書は同梱していませんので、Web上のドキュメントを参照ください。

まだLinuxでしか試していませんが、BSD系OSやMac OS Xでも動作するかもしれません。
posted by 開発者 at 22:07| Comment(3) | TrackBack(0) | リリース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。